バウンスメールとは、配信したメール・配信しようとしたメールがなんらかのエラーによって 送信者に差し戻されたメールの事を指してそう呼びます。他に エラーメール、リターンメール、不達メール 等で表記されることもあります。
バウンスメールは、バウンス理由の一覧に列挙した理由で、 送信者がMAILER-DAEMONや Postmasterとして返ってきます。
バウンスメールは、Subject:ヘッダー(件名)や From:ヘッダー(差出人)に特徴があり、 おおまかに言って数種類のうちのどれか、あるいは似たような表記になっています。
バウンスメールは送信者のメールサーバまたは宛先のメールサーバのメールサーバソフトウェア (Sendmail, Postfix, qmail等)が自動で作成するもので、そのメールのSubject: は次のようなものになっています。
バウンスメールのSubject:は、メールサーバソフトウェア毎に いくつかの種類がありますが、だいたいどれも配信エラーであることが分かるような内容 になっています。また、一部の日本語化されたメールサーバソフトウェアが作るバウンスメールを除いて、 バウンスメールはSubject:も本文も英語で書かれています。
バウンスメールは、送信者の会社・組織・プロバイダのメールサーバ、 または宛先のメールサーバで動くSendmail, Postfix, qmail等のメールサーバソフトウェアが 作りますが、From:ヘッダーはどれも共通していて、 メールアドレス部分や名前の部分は下記のような名称を名乗っています。
バウンスメールの本文は、同じくメールサーバソフトウェアによって、 またそのエラー内容によって様々な文章が書かれています。 Sendmail, Postfix, qmail等の著名なメールサーバソフトウェアを中心として 原則英語で書かれていますが、一部の日本語化されたメールサーバソフトウェアから 返ってくるバウンスメールの中には、日本語で分かりやすくエラーの理由が書かれているものもあります。
Sisimaiは、バウンスメールのヘッダ部分や本文を解析して、 それがバウンスメールである事、なぜ配信エラーになったのか、 を読み取ります。 バウンスメールの本文では、書かれているエラーメッセージもそうですが、 下記のヘッダが特に重要になります。
Sisimaiはバウンスメールの内容を解析し、エラーになった理由・メールアドレス・時刻 などを検出するライブラリです。