Release Notes

Sisimai 5.0.0


2024/02/02

Sisimai 5.0.0をリリースしました。Perl版Sisimaiに特有の変更は Perlが、Ruby版Sisimaiに特有の変更は Rubyが、それぞれ冒頭に入っています。 Version 4系とは非互換な変更が多く入っていますので、 インストールまたはアップグレードの前に実行環境のPerlやRubyのバージョンを確認してください。

2024/02/29

2024年2月29日(木)に CPANRubyGems にもSisimai 5.0.0をリリースしました!

非互換な変更点

  • Perl Sisimai 5からPerl 5.26.0以上が必要になりました
    • 内部でPostfix dereferenceを使用しています #446 #448
  • Ruby Sisimai 5からRuby 2.4.0以上が必要になりました
  • Sisimaiクラスのmake()メソッドが廃止になりました。 Sisimai 5.1.0までは警告ありで使用可能ですが早めに rise()メソッドに切り替えてください。
  • 解析結果のバウンス理由が"vacation"となるバウンスメールは デフォルトで解析されなくなりました。必要な場合はrise()およびdump() メソッドにPerlvacation => 1または Rubyvacation: trueオプションを指定してください #436 #437 #220 #222
  • Sisimai::DataクラスとSisimai::Factクラス
    • Sisimai::DataクラスはSisimai::Factに名前が変更されました #419 #420 #208
    • Sisimai::Dataクラスのsoftbounce()メソッドは廃止になりました。 Sisimai 5.1.0までは警告ありで使用可能ですが、早めにSisimai::Fact クラスの新しいメソッドhardbounce()に切り替えてください。 #402 #197
    • 解析結果の"softbounce"も同様に廃止となりました。 Sisimai 5.0.0からは"hardbounce"を 参照してください。
  • Sisimai::Messageクラスの変更 #401 #198
    • Sisimai::Messageクラスはオブジェクトを作らなくなりました
    • Sisimai::Messageクラスのmake()メソッドはrise() に名前が変りました
  • コールバック機能 #399 #191
    • Sisimaiクラスのrise()dump()メソッドに指定できる hookオプションは廃止になりました。 かわりに新しく実装されたc___オプションを使ってください。
    • c___は引数にひとつのPerl配列リファレンスまたは RubyArrayオブジェクトを取ります。
    • c___オプションに指定する配列の1番目は廃止されたhookに 渡していたものと同じPerlコードリファレンスまたは RubyProcオブジェクトです
    • c___オプションに指定する配列の2番目は解析対象のバウンスメール ファイルに対して処理をする Perlコードリファレンスまたは RubyProcオブジェクトです

その他の変更点